下に行こう。とお兄ちゃんが言った。


ウチは、お父さん達に聞きたかった。

本当に昌嗣お兄ちゃんは、ウチのお兄ちゃんじゃないのか。一人が本当のお兄ちゃんなのか。


真実が、知りたかった。



―ガチャッ



「親父。愛夢連れて来た。本当の事言ってやって。」


「あぁ。」


そう言うと、お父さんはウチのことを見た。

「愛夢。そこに座りなさい。」


ウチは、お父さんの言う通りにした。


「昌嗣。一人達を呼んで。」


うん。って言って、お兄ちゃんは、出て行った。



数分して一人達が来た。