「拓─!起きろぉ」 「ん…あぁ?……」 目を少しだけ開ける。 ボンヤリと視界に入るのは、親友の優悟だった。 「何なまけた声出してんだよぉ もう 休み時間だぞっ」 「─…ねみぃ……」 俺はもう一回机に顔を伏せようとした ………が 「おっきろ─!!!」 「んをぉ!!!!」 イキナリ優悟が飛びついてきた。 「眠気飛んだぁ?」 そう言って顔を覗かれる。 「お前のせいで、かなりな」 まじかったり─し