「百合ぃ♪」



私と百合は、
声のしたほうに振り向いた。





「あっ 優悟―っ」



ワックスで上手く立てた短髪の男の子、

百合の彼氏、
優悟くんがこっちに来た。




「今日一緒に帰ろ―ぜ」


「あ…でも~」



百合がチラチラと私を見る。




「あ!私は全然大丈夫っ

2人で帰りなよ♪」


「彩~っ
まじ 大好きぃぃい」


そう言って百合は、私に抱き着いてきた。




「彩さんきゅっ
じゃあ、俺達さきに帰るなっ」

「うんっバイバーイ!」