「雅人にも、同じこと聞いたのよ。あいつも、答えは一緒だった」

「え?」



思わず、麗子さんの方へ振り返ってしまった。

暗がりの中でも、麗子さんが苦笑しているのがわかる。



「『うまくいってるよ、多分……』ですって」

「そう……ですか」