『わかった。』

階段を上がりお兄ちゃんの部屋をノックした

『朝。』

「んん〜?」

お兄ちゃんを蹴る

『おいクソジジイ』

お兄ちゃん......いや、親戚以外の男には冷たい。

もう1度揺すろうとすると......

グイッ

は?え、なに?

だ、、抱きしめられてる!?

「すきだ......」

き......きもぉぉぉ

『クソじじい離せよっ!きもいっつの!』

「んっ......あ。あぁ......!?ごっ、ごめん......」

戸惑った様に謝るお兄ちゃん

このお兄ちゃんは陵羽(りょーは)

『起きたし、じゃ。』

目覚まし時計を投げつけ見事命中

「痛っ!?もう行くのか!」

リビングに降りるとパンの匂いがする。

抱きつかれたから食欲がなくなった

『ママ、ごめん。食欲ないから......もう行くね!行ってきます』

「えぇ!?食べないの?それに、髪だってまだ......」

「行ってらっしゃい」