「ごめんね、陽菜」





「いいって、いいって!」





「お父さんも喜ぶわ。単身赴任じゃなければ陽菜の入学式に行けたって昨日電話でグチってたわ」




「はいはい、ちゃんと電話しとくね!」






「よろしくね。じゃ、お弁当こっちに置いておくから忘れずに」





「ありがとー!お母さん!」






そして、リビングをあとにした