長くなった髪、本当に切ってしまおう。
今週末にでも美容室に行って、短くしてもらおう。
形にして切り離してしまいたい。
性格上、一度考えると暫くは頭から離れない。
断ち切るにも切り離せないから、これ以上嫌な思いをしないために。
どんな反応をされるか、そんな事は気にしてはいけない。
切ったのか位にしか思われないだろう。
誰も知らないから、私のコンプレックスだということ。
褒められるだけなら嬉しいけど、他に思い当たらないから外見が出るとなると。
自分で当たり前だったそれが他人によって違和感になる、幼心に苦しかった。
言ってしまえば、やめてくれたのだろうか。
こんなに悲しんだのに、あの人達は今でも謝罪の言葉ひとつで済まされてしまうのだ。
やり場のない気持ちをずっと抱えるのはこちらで。
だからといって、この気持ちが解消される具体的なものは思い浮かばない。
もやもやと、ぐだぐだと、悩んでいたのは私だけなのだと物語っているよう。
(実際そうなんだけど...)
自分にとっての些細な事が、他人によって悩みごとに変わってしまった。
コンプレックスまでに膨れ上がり大きくなり過ぎてしまった。
人の長所の裏に隠れるくらいが、私の身の丈にあっている。
下手に気を遣われ同じ舞台に並べられて、比較されもせず。
その存在に触発される様な、出来た人間ではないのだ。最初から私は。