学校から近いスーパーに寄り道しながら、帰り道を急ぐ。



スーパーで買った、持ち手がコーンのアイス。








行儀が悪いが、食べながら歩いてほんのちょっとの清涼感を味わおうと思ったのに。



溶け出したアイスに気を取られ、髪を汚してしまった。










ベタベタとする髪に苛立つが、


放置してのび続けた髪を切ってしまう良い機会ではないか。



(洗ってしまえば済むけど、これからの季節を考えるとそのほうがずっと良い)








意図して伸ばしていた訳ではないのに、ご近所さんに長くて綺麗だと散々言われた髪。



何かあるたびに褒められ、こだわりがあるかのような言われように憂鬱しく思っていたところだ。







良くも悪くも、手をかけたことは無い髪。存在するだけで、自慢でも何でもない。

短くなったところで見た目が違うだけで、私の価値観は変わらない。





髪以外に何を褒める。


そう言われているような"褒め言葉"の数々。正直、内面は優れていないと言われているようだった。








視覚的情報は、初対面でもわかるだろうが。そう思うたびに苦しくなる。
 


...嫌だな、もう過去の話じゃないか。