あっという間に放課後になり、図書館に来て50分は経ったんじゃないだろうか。
私は気になっていた、昨日の小説の続きを読みに来ていた。
今読んでいたページは、ヒロインの親友目線の章で。
ヒロインが裏切ったと勘違いした親友が、
ヒロインに憎悪の感情を持ち、酷い言葉を投げかけるというシーンだった。
今回は親友目線だったけど、章によって短編集の様に目線や話が変わる。
年齢とか性格の組み合せによって、友情の在り方の観点が変わる小説。
この章はシリアスだったけど、そんな雰囲気じゃない話もあって面白い。
結構読むスピードが速くて、昨日と今日。
合わせて、そろそろ3分の1は読み終えようとしている。
真剣に読めば読むほど、引き込まれていく。
現実のその辺の人達が、こんな友達同士って事もあるんじゃないか。
居そうで居なさそうな微妙なリアルさが、本当に凄いと思ってしまった。