ジリリリリリリリリリリ。
7時を知らせる目覚まし時計を止め、私はベッドから起き上がる。
半年前から着ているセーラー服に腕を通し、階段をかけ降りる。
既にお母さんは家を出ていて、テーブルには食パンと目玉焼きとサラダが置いてある。
朝食を済ませ、歯を磨く。
バッグをもって家を出る。
夏が終わり、少し肌寒くなってきたのを感じる。
「つまんない。」
ぼそっと、言ってみる。
変わらない日常。
朝起きる時間も家を出る時間も行く場所も周りの人も帰る時間も寝る時間も全部同じ。
徒歩で行ける学校。
勉強だけの日々。
つまらないつまらないつまらない。
小さな橋を渡りきったところの大きな木の下にいつもいる黒い猫に私は毎朝話しかける。
「お前はいつもそこにいるね。つまらなくはないの?私は何かひっかかるんだ、私にはしなくちゃならないことがあるんじゃないかって。なにか、忘れてることがあるんじゃないかって。」
猫は何も言わない。
それもいつものことだ。
私は猫をなでてから、またいつものように学校にむかった。
7時を知らせる目覚まし時計を止め、私はベッドから起き上がる。
半年前から着ているセーラー服に腕を通し、階段をかけ降りる。
既にお母さんは家を出ていて、テーブルには食パンと目玉焼きとサラダが置いてある。
朝食を済ませ、歯を磨く。
バッグをもって家を出る。
夏が終わり、少し肌寒くなってきたのを感じる。
「つまんない。」
ぼそっと、言ってみる。
変わらない日常。
朝起きる時間も家を出る時間も行く場所も周りの人も帰る時間も寝る時間も全部同じ。
徒歩で行ける学校。
勉強だけの日々。
つまらないつまらないつまらない。
小さな橋を渡りきったところの大きな木の下にいつもいる黒い猫に私は毎朝話しかける。
「お前はいつもそこにいるね。つまらなくはないの?私は何かひっかかるんだ、私にはしなくちゃならないことがあるんじゃないかって。なにか、忘れてることがあるんじゃないかって。」
猫は何も言わない。
それもいつものことだ。
私は猫をなでてから、またいつものように学校にむかった。