カーテンを締めると、奥のベットにも誰かが寝ていることに気づいてそーっと、寝っ転がった。

すると、隣から声がした。

「ケガ?」

少し低い、男子の声だ。私は少し戸惑ったが、

「うん。捻挫かな?」

もし私に話してなかったらどうしよう。とか思いながら答えた。
でも、返事はすぐに帰ってきた。

「ふうん、お大事に」

随分無愛想だな、と思いながらいった。

「あなたは?」