【十六夜秋夜(いざよいしゅうや)】

彼女いや、彼はそう言った

そして、私の後ろの空席を眺めた…

そして、小声で「梨音…」と粒やいた

え、り、梨音…?

梨音て…私じゃん…

私の名前は、藤堂梨音

中の中。平平凡凡の私が、こんな人と知り合ったことなんてあったかなぁ…とわれながら考えていた