「ねぇ、それいやみ?なーんてね、うっそ。」
「もう、ちーたら!冗談きついって。マジかと思ったやん。」
「はは、まじで?それにしてもさぁ、緊張せえへん?だって知らん学校の子もくんねんで。本間ばりきんちょうするわぁ。」
「えー、そんなことより同クラになれるかどうか不安やねんけど。同クラになられへんかったらどうしよう、って昨日不安で不安で夜も寝られへんかったわ!」
「うっそーん。それうそやろぉ。」
「え?ばれちゃった?」
春は、ニャはっと笑った。
「うん、ばればれ!はは。昨日不安で寝られへんかったのは、好きな人の事かんがえてたからやろ?」
うちも、負けじとニヤリと笑った。
「うそぉ、そんなことまでばれちゃった!?」
「本間、どんだけアホやねん。っていうかキモイって!」
「うち、いうとくけど・・・・、こんだけアホやねん!」
そういうと、春がうちの頭をたたいて走って逃げた。
「こらー、春まてぇ!」
「やーだよ。誰がチーなんか待つか!」
春はあっかんべーをしてまた走り出した。