2学期が始まり
学校の雰囲気がガラッと変わり始めていた
2学期といえば
行事ごとが多く
はじめに文化祭がやってくる
みんなは文化祭にうかれ
その準備に取り掛かっていた
今日のロングホームルームはその文化祭でやることについての話し合いをしていた
前に実行委員2人が立っていた
私は行事ごとにも特に興味はなく
決まったもの
決まった仕事をただやればいい
そう思っていた
実行委員の1人が
「なにかいい案はないですか?
やりたいものがあれば候補を出してください」
とみんなに声をかけていた
みんなはざわめきはじめ
「私お化け屋敷」
「メイド喫茶とか?」
「普通すぎね?」
などといろいろな声が飛び交っていた
そこに1つの声が響いた
「もっと面白いことがやりたい
このクラスじゃなきゃ出来ないこと」
そうこの声の主それは
夕暮くんだった
あの日以来彼は私によく話しかけてくれていた
そこで
「てかいい加減俺のこと普通に呼べよ
あなたとか君とかそおゆーの俺は好きじゃない
名前呼びで全然いいよ」
そおやって言ってくれたものの私には名前で呼ぶ勇気などなく
"夕暮くん"と呼ぶことでしぶしぶ了解してもらった
夕暮くんはいつも前向きで
停学処分だった生徒とは思えないほど
このクラスをひっぱってくれていた
いまやムードメーカーてき存在だった
そんな夕暮くんの意見に賛成し
1人の男子生徒が立ち上がった