それから1時間が経ち
治療中のランプが消えドアが開いた
「先生!夕暮くんは!夕暮くんは大丈夫なんですか?!」
大丈夫ってゆって欲しくて
先生に必死に聞くことしかできなかった。
「…………っ。」
静かに頭を下げられた。
うそ…だよね。
うそそんな。
「いやあああーーーーっ」
「こんなの、こんなのやだよ、夕暮くんっ!!!!!」
神様。私は何かいけない間違いを犯しましたか。
私たちはどこから間違っていたのだろう
あの日あの時
夕暮くんと私が出会っていなければ
もしくは別の出会い方をしていたらなにか変わっていたのかな。
夕暮くん。
どうしてこうなっちゃったんだろうね。