放課後私は夕暮くんをいつも通り下駄箱で待っていた


「美歌!お待たせ!遅くなってごめんな」


いつもどおり笑顔を向けてくれる彼を見ると

すごく涙が出てきそうで。


でもそれをグッとこらえた。


「あのね。今日は話があるの…」


「なに話って?」


夕暮くんの笑った顔が好き

夕暮くんの怒った顔が好き

夕暮くんの人のことばっかり心配して

自分のことは後回しなそんなところがすき

夕暮くんの…優しさがだいすき。


だから。ごめんね。