ふっとドアの方に目をやると
ある学ランをきた生徒が立っていた
うちの学校はブレザーだからきっとお客さんだと考えていた
「あ!アリス見っけ!」
そう言われこっちに近づいてきた
男子生徒。
「こんにちは!」
決まったセリフを言い、トランプで勝負をした
なるべく手加減をし
相手が勝てるようにとゆうルールなので
軽くやっていた
見事相手は勝利し、スタンプを押した
すると
「どーも、ありがとう、北村美歌さん」
そう言われ
突然嫌な気持ちが戻ってきた。
そう、なんだか見たことがあるなと思っていたら
その男子生徒は
"あいつ"だった。
「な、なんでここに。」
「なんだよ、さっきまで気づかなかったのかよ」
「そんなことより…なんで…なんでうちの高校に来てるのよ!」
気持ちがおさえられずいつの間にか大きな声を出していた。
「おいおい、そんな大きい声出すなよ
別に俺が来たっていいだろ?
ほら、前みたいに仲良くしようよ〜」
彼は突然私に手を伸ばしてきた
嫌だ。怖い。
強く目をつぶり、下を向いていた
パシッ
突然彼の腕を掴む音がして
顔を上げると