「あ、ありがとう。」

そう答えることしかできなかった。


仕方ないか。

まあ、時雨くんだし大丈夫!

「じゃあ着替えてくるね!」


そのまま私は教室を後にし

隣と教室で着替えることにした


着替え終わって


いざ鏡の前に立ってみると


ほんとに似合っていない。


アリスの格好で明日歩くなんて。

どうしよ。でもとにかく教室に戻ろう

そう思って

ドアを開いた

すぐに時雨くんが反応して私の方に向けた


「ど、どう…かな。」

「え…。すごくいい!

むっちゃ似合ってるよ!」

そう言いながら近寄ってくる時雨くん


やばいなとつぶやきながら

ニコニコ笑っていた

時雨くんは夕暮くんとは違う意味でいい笑顔で笑うな

と思っていた

「ありがと。ほんとに似合ってるかな」

「あたりまえじゃん!」

力強くゆわれて

ビクッとなりながらも

「ならよかった、ありがとう」

って笑って見せた

「じゃあ私もう着替えて帰るね!」

「明日頑張ろうね時雨くん!」

そうして教室を出ようとした時だった。