「え、びっくりしたあ!」

一瞬夕暮くんかと期待してしまった自分がいて


自分で自分が恥ずかしくなった。

「ごめんごめん、驚かせるつもりはなかったんだけど」

申し訳なさそうに入ってくる時雨くんがいた

「全然大丈夫!」

「美歌ちゃんこんな時間まで1人で何してたの?」


突然そんな質問をされ

「あー。明日の文化祭で着る衣装私1度も着たことなくて。

一応衣装合わせしとこうと思って」

戸惑いがちに時雨くんに話すと

「そおだったんだ、1人で着替えるのも寂しいだろうし

俺が見ててあげよう」

え、どうしよう!!

見られたくなくて1人でこっそり着替えようと思ってたのに。

でも今更そんなこといえないし。