そうと決まれば、オレは即実行に移した。 部活が終わったあとだから時間は遅いが、特進科は勉強会などがあったりして帰りがおそい。 だから、たぶんまだいるはずだ。 靴箱にいくと、そこにはちらほら生徒の姿があった。 そして、その中にはあやちゃんもいた。 オレは、あやちゃんの方へ歩みよりながら思わず叫んだ。 「あやっ!」