「こら。」
身構えた私の額に、尊のデコピンが飛んできた。
「なんで?」
「まだ、退院したばかりなんだから。今日はダメだよ。」
「…私が子供だから?」
「違う。遥香はもう大人の女性だよ。だからこそ、こういうことはちゃんとしてからがいいんだ。遥香の身体を大切にしたいから。」
「尊…。」
「何回も理性を堪えてきたんだから、これからも遥香がよっぽどのことをしない限りは抑えられるよ。」
「よっぽどのこと?」
「あぁ。」
それから、私はそのまま深い眠りに入った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…