それは、季節の変わり目で、春から梅雨へ移り変わりの時期。
遡ること、1週間前。
雨の日が多くて、とても憂鬱だった。
手術をしてから5日後に外出許可が降りた。
だけど、生憎の天気で中々中庭へ行けなかった。
でも、今日は晴天になって中庭へと向かった。
程よい温かさの心地よい風が私を包みんだ。
そんな時、誰かに肩を叩かれた。
ノートを持った綺麗な女性。
綺麗な字で、ノートにペンを走らせた。
「よくここに来るの?」
この綺麗なお姉さんは、そうノートに記した。
その質問に、私は頷いた。
「今日は晴れて良かったね。」
「はい。」
私の言葉に、どんどん書き進めるその女性。
声が出せないだけで、私の声は聞こえてるのかな?
「あなた、お名前は?」
ノートとペンを渡された。
きっと、声も聞こえないのかもしれない。
私は、ノートに自分の名前を書いて、その人に渡した。
私の顔を見て、笑顔で『はるちゃん』って言ったことが分かった。
何となく、口の動きでこの人の伝えたいことが分かるかも。
遡ること、1週間前。
雨の日が多くて、とても憂鬱だった。
手術をしてから5日後に外出許可が降りた。
だけど、生憎の天気で中々中庭へ行けなかった。
でも、今日は晴天になって中庭へと向かった。
程よい温かさの心地よい風が私を包みんだ。
そんな時、誰かに肩を叩かれた。
ノートを持った綺麗な女性。
綺麗な字で、ノートにペンを走らせた。
「よくここに来るの?」
この綺麗なお姉さんは、そうノートに記した。
その質問に、私は頷いた。
「今日は晴れて良かったね。」
「はい。」
私の言葉に、どんどん書き進めるその女性。
声が出せないだけで、私の声は聞こえてるのかな?
「あなた、お名前は?」
ノートとペンを渡された。
きっと、声も聞こえないのかもしれない。
私は、ノートに自分の名前を書いて、その人に渡した。
私の顔を見て、笑顔で『はるちゃん』って言ったことが分かった。
何となく、口の動きでこの人の伝えたいことが分かるかも。