「よし!ダンスの発表の順番も決まったし

 今日はこれで解散!
 次は来週の衣装審査の時に各クラスごとで打ち合わせあるからな!
 
 もし、衣装の提出が間に合わないクラスは審査の前日までに報告すること!
 いちお、期限厳守だから間に合わなかったクラスは減点になるから頑張ってな!
 
 以上、解散!」


その言葉と同時に
いろんなクラスのダンス責任者は
各自の教室に戻るため立ち上がった

それと同時に
いろんな人が衣装が間に合わないかも…
とブツブツ言っている。

実際、私のクラスも例外ではない。

私のクラスは3曲の音楽でダンスを行うが衣装替えが2曲目と3曲目の間である。

最初は赤いマントで中の衣装を隠し
わずかの間でマントを脱ぎ
鮮やかな黄色をメインとした衣装になる

そのマントも経費削減で
予定していたボタンを変更してマジックテープにした
安く済んだが、取れやすく中の衣装が見えてしまうという欠点もあって改善策はないか衣装の子たちと話し合っている


それに
その二着目の衣装もいろいろ修正したり
衣装審査で見せる衣装はなるべくほつれやヨレがないように仕上げたりと時間がかかっている。