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「今日の模試はこれで終わりだ。
 お疲れ、家で自己採点して月曜日に提出な」


あの日から次の週の土曜日
模試があった



今回の模試で結果を残さないとAOの受験資格に響いてしまう大事な模試


出来は良くわからない


というか

知りたくないというのが本音



でも家に帰ったら自己採点しないと



足取り重い中玄関に向かっていると



「絹!!」

春が私の名前を後ろから読んだ



「春…。お疲れさま」


「あれ?絹、顔色悪いよ?
 昨日、ちゃんと寝た?」


「少し遅かったかな?」


今回の模試は本当に私にとって大事なものだったから今日の朝方まで頑張って勉強していた

さすがに体が重かった


「絹の志望校の資格もこの模試にかかってるんだもんね。
 ほかの子もかなり焦ってたよね」


「そうだね、みんな受験モードだね」


「そうだよね…

 春の目指してる大学はAO試験ないから今回のは関係ないけどいずれは未来を左右する模試が来るのか…

 あー!考えただけでも嫌になるぅ…

 今日帰りにどこか遊ぼうって誘おうと思ったけど、絹疲れてるみたいだからまた誘うね!」


「うん。また今度。またね」


そう言って私と春は正門でわかれた