〜百合side〜



ありがとう、みあ。


あの時、背中を押してくれて…。



嫉妬してないの?

って聞かれましたわよね。


もちろん、

嫉妬はしましたわよ?


でも、言わなかったの。

いえ、みあを見ていたら言えませんでしたの。


相手の幸せを願うだけでは、私いられなくなりましたの。


それに、みあがフリーになって焦りましたわ。


高3の春。

また私の背中を押してくれたのは…

みあでしたわね。


みあ、本当にありがとう。

今剛くんと一緒にいられるのも

剛くんを幸せにしたいと想うようになったのも…

みあのおかげですわ!



「剛くん!お待たせ!

大好きですわ」









〜百合side終わり〜