顔を洗ってきた康平が
再び私の前にきて、




「記憶ねーの?」


「ん。……ないね(笑)」

康平じゃないけど
とりあえず笑ってみせる。





「あ、そ。」


そう言って私の無駄な笑顔はスルーされ、
テーブルの上を片付け始める康平。

私は、特に手伝わず……


「……てか、冗談?」


空き便やらを持ってる康平に問えば、



「んー?ゴミ箱見ればー?あ、でもなかったからなー。わかんねーか(笑)」


そう言ってそのままキッチンへ空き瓶やらを運んでく。



とりあえず……確認



……わかんないし(涙)