授業が終わった後も今まで私がそうしていたように舞も生物室に荷物を運ぶのを手伝っていたのだが、

なかなか帰ってこない。

舞の性格からして、
私のことに関して話しているとは思えない。



「ただいま。」



やっと帰ってきた。



「お帰り。ずいぶん長かったね。」

「うん、ちょっと先生と話盛り上がっちゃって。」



話が盛り上がった!?

私の時は何も話しかけてくれなかったのに。


いや、
早く用終わらせて瀬名先生から離れたい私としてはそれでいいけど、
ここまで私に対する態度が酷いとは。

この猫かぶり教師め!!



「どんな話したの………?」



私は舞に質問する。