振り返るとそこには舞が立っていた。



「舞〜。」



舞への申し訳なさも加わって、舞に抱きついてしまった。



「私舞のこと信じてあげられなくてごめん。
疑ってごめん。」

「いいの。私も事実を全部伝えなかったのがよくなかったから。実はね…」



え、やっぱり二人付き合ってたの!?

でも、前に舞が『優佳の考えているような関係じゃない』と言ってたってことは違うのかな……。



「従兄弟なの、私と瀬名先生。」

「え!?」



大声で叫んでしまい、思わず周りを見渡す。



「イトコって……あの従兄弟!?」

「うん。だから、電話番号知ってたの。」



そういうことだったのか......。