「あの凡ミスさえなければ……。」



今更悔いても仕方ないけど、悔しい。

でも先生と2人きりで外にご飯食べに行きたかった。



「はあ……。」



突然先生が溜息をつきだした。

私があまりに失敗に固執しているから呆れられた?



「仕方ない。放課後三野谷と一緒に俺の手伝いしてくれたら都合の良い日そこに連れて行くよ。」

「えっいいんですか!?」

「お前がそんな悲しそうにするからだよ。」



まさか連れてってもらえるとは…!!

2人きりではないけど、
ある意味舞がいた方が安心はするかも。

先生も女子生徒と2人きりよりは3人の方が落ち着くだろうし。



「ありがとうございます!舞に相談してみます!」



意図してではなく自然に先生に笑みをみせていた。