「そうだ、テスト残念だったな。94点。」



急に話を変えたかと思ったら、テストの話。

それに点数まで覚えているし。



「本当ですよ、それも凡ミスだし。」

「奢る気満々だったんだけどな~。」



え!!??


.........いや、絶対これは冗談だ。

この間も奢る気あったって言ってたけど、
あれも含めて出まかせに口にしていたに違いない。

満点取ってたら、奢る気なんてないって言っていたって。



「絶対嘘でしょ、先生。
というか和解したはずなのに何でまだ先生雑な態度なんですか。」

「俺だって直そうと思ったけど、お前いじり甲斐あるしこのままでいいかなって。」