しかし、その悪い予感は的中してしまった。



朝上履きを変えようと下駄箱を開くと、
いくつかのメモが入っていた。

中身を見ると、


『瀬名先生の周りにうろつくな』
『目ざわり』
『媚売るな』


など悪口が書いてあり、
すぐ察した。



「うわあ、ついにか......。」



ホームルームが始まる前の時間に、
メモを全て舞に見せた。



「予測はしていたけど本当に嫌がらせされるとは。
それも今日生物あるし、もうどうすればいい舞~。」

「うーん、授業終わったあとに先生に言えば?
勘違いされているのでもう頼まないでくださいって。」



舞が1つため息をついたあとそう発した。