「そんなの終わったテストで賭けるのおかしいですよ。」



もう先生の言葉に対して反論するのやめようと思ったばかりなのに、
結局反論してしてしまう。

だって水野先生と二人で食事なんてずるい。

水野先生は美人だし、
水野先生の方が年上とはいえ瀬名先生とは絶対お似合いだ。



「ということは満点自信ないのか。
途中で寝てたくせに。」



うわっそう言い返すか。

大人げない。



「あれはこれ以上頭使ったって解けないって思ったからですよ。
それにしてもあの起こし方は何ですか。耳たぶ引っ張るって!」

「そうでもしないと起きないと思ったから。
というかそんなにガミガミしてたら男近寄ってこねーぞ。」

「余計なお世話です!」



本当になんで私こんな人好きなんだろう。

今朝もそうだけど、
本当に私に対する態度が悪すぎる。

それに、瀬名先生が私のこと好きなはずがない。