え!!??


水野先生とご飯って
聞き捨てならないそれは!!!



「水野先生とお二人ですか......?」



わたしは恐る恐る質問する。



「そう。いやーあの人美味しいお店知ってるねー。」

「わ、私にも今度連れて行ってくださいよ。」



あまりに悔しくて、
思わず無理な注文をしてしまった。

普通この状況だったら私がおごるべきなのに。

先生のあの性格じゃ100パーセント断られるに決まってる。



「えー、じゃあさっきのテスト満点だったら連れて行ってあげるけど。」



その言葉を聞き一瞬期待したが、
よく考えれば自信のない問題がいくつかあった。

先生だってまさか私が満点取ってると思わないだろうし、
これってきっと遠回しにダメって言っているようなもんだよなあ。