「この後、お話したいことあるのでいいですか。」



私は真剣な表情で先生に告げる。



「ああ。進路相談か?それなら生物準備室に来て。」



私は先生の後ろについて、生物準備室に行く。



「ここ座っていいよ。お茶でいいなら飲み物出せるけど。」



今のところよそよそしいオーラを出しいる。

きっと本当に進路相談だと思ってるんだろう。



「ありがとうございます。」



私は椅子に座り、お茶を一口飲む。

瀬名先生の机を見ると、ペンギンのぬいぐるみがまだ置いてあった。


……まあ、単純にこのペンギンが気に入ってるだけなのだろう。



「で、話とは?」



先生も自分の分のお茶を飲むなり、
そう口にした。