「お前が嫌だ嫌だってうるさいから、仕方なくついてきただけだから。」



うわっ。
お礼言って損した!

またいつもの瀬名先生に戻ってしまった。




「........ほら、もう時間遅いから早く寝る準備しろ。おやすみ。」



瀬名先生が私の頭に一瞬手を置いて、
教職員の部屋の方に戻っていった。



手を乗せられた部分が少し熱を帯びているように感じた。