「っておまっ…ここで抱くだなんて大胆だろ。
本当にキスしてないのかよ。」

「キスどころか抱いたこともないって！」

「それじゃあどこまでしたんだよ……。」



どこまでって……



「手繋ぐまで…。」

「まじかよピュアすぎるだろ……。」



私は先生から離れる。

それと同時に先生が手で自分の頭を抱える。



「そこまで2人がピュアだと思わなかったわ……
つーか俺が汚れてるだけか。」



だんだん小声になって独り言みたいに勝手につぶやく。



「…そうだ、大学時代の話してくださいよ。元カノの話とか！」

「ここでそう来るかー。って元カノの話とか普通聞きたがらないもんじゃないの。」

「だって和斗の昔好きだった相手気になるもん。」