先生の大学時代の話いろいろ聞きたくてたまらない。

元カノの話を聞きたくないのは否めないけど、気になっている自分もいる。


その後いろいろ見て、シュシュとイヤリングを買った。



「次、ネクタイ見に行きましょ。」

「そうだな。」



私たちはネクタイの売ってる店に入った。

お父さんはネクタイをするよう職種ではないから、こういう店に入るのは初めてだ。



「そういう柄せんせ……和斗持ってなかった?」



危ない。
ネクタイのせいで先生と呼びかけた。



「お前なあ…ハラハラするわ!」

「ごめんなさい!」



私は両手を合わせて先生に謝る。



「これ以降言いかけたらその回数だけ罰ゲームだからな。」

「えっ罰ゲームってどんな?まさか一発芸!?」

「それは秘密。」



先生が意味深な顔をする。