「わ、私だって大好きな彼と仲直りできて安心して寝すぎてしまったんです!」



負けじと私も言い返す。

満足気になったのも束の間、
何か視線を感じた。


恐る恐る後ろを向くと……壮介が立っていた。


まずい、これはバレた?



「優佳、彼氏できたの!?」



まさかのそっち?

でも瀬名先生と付き合っていることがバレていなくて良かった。



「うん……そうだけど。」



なんでそんな驚くの?

壮介だって別れた直後に彼女と付き合いだしたのに。



「ほら、そこの二人。
遅刻したのに呑気に話してないでさっさと体育館入ること。」



先生がそう促し、
先生の後に続いて体育館に入った。