「それでも大丈夫です。
付き合えるだけで嬉しいので。」

『よかった。じゃ、校内ではあくまで教師と生徒だからな。』

「分かりました。でも先生こそ気を付けてくださいよ。
この間市田さんに付き合ってるんですかって聞かれたくらいですから。」



市田さんにああ言われた以上、
やっぱり側から見て怪しく見えなくもないわけだし。



『まじか。それは気を付けます……。』

「私も2人きりで校内で会わないように頑張りますね。」

『ああ。じゃ、また来週な。』

「はい。」



私はゆっくりと惜しむかのように終了ボタンを押した。