「この間の面談の時とかうどん屋の帰りとかさ、
お前の気持ち分かっておきながらああいう行動起こしてごめん。」



まさかこのことを謝ってくるだなんて。

真剣に話をする先生のことを見つめる。



「本当は新沼が好きだっていってくれて嬉しかった。
だけれど俺中途半端な人間だから、俺の気持ちに気付いてほしい反面、教師として距離を置かなきゃと思って、結果的にたくさん傷つけてしまった。
本当に申し訳ない。」



瀬名先生は膝に手をつけ頭を下げた。

そのままの状態で話を続ける。







「こんなダメな性格の俺だけど、
付き合ってもらえますか。」