「げ。」



2日後配られた面談の日程表を見ると、
なんと初日の1番目だった。

そりゃあほとんどの日程で空いてるとは書いたけど、
まさかここに持ってこられるとはな……。

おまけに初日は明日だし。

私は将来の考えを軽く固めておくことにした。



次の日、
帰りのHRが終わると先生は私を呼び出した。



「新沼、今から生物準備室来てくれる?」



時計を見ると、開始時間の3時半までまだ10分弱時間がある。

別に忙しい訳じゃないからいいやと思いながら、
日直日誌を抱えた先生と共に5階の生物準備室に向かう。



「どう、2年は。っつっても、まだ始まって5日くらいだから分からないだろうけど。」



これは既に面談開始?

先生の隣で階段を登りながら答える。



「楽しいですし、慣れてきましたよ。クラスの子も知ってる子多いですし。」

「それなら良かった。安心。」



2年になり教室が1階分上になったからか、
生物準備室まであっという間だった。