瀬名先生が担任だなんて、未だに信じられなくて
自分の手の甲をつねっては現実だと確認する。

出席番号順での席が1番後ろなのは少し残念だけど仕方ない。

その後軽く今後の予定の話をしたりプリントを配ったりして、LHRが終わった。





「まさか瀬名先生が担任だとは……。」



午前で学校が終わったので、
昼食代わりに寄ったドートルで舞に話しかける。

「優佳浮かれすぎだって、さっきから。
もう会えなくなるから自然消滅させるつもりじゃなかったの。」

「いや、担任なら話は別だって。」



時間は短くても毎日会えるだなんて幸せ。

諦めようとか考えていた自分がばかばかしくさえ感じる。



「ま、落ち込まれるよりはましだからいいんだけど。さてと、食べよ。」



食べながら新学期の話をいろいろして、解散した。