「じゃ、優佳ちゃん一人でお願いね。
ちなみに一人の人は順番最後だから。」



同じクラスで実行委員の子が笑いながら
手持ちの紙に私の名前を書いた。

……全然笑えない。

折角新しい恋のチャンスだと思っていたのに、
大嫌いな肝試しでおまけに一人。



「これで決定かな。じゃあひいたクジの番号順に並んで。
それで9番の子は一番最後で。」



みんなが二人ペアになってる中一番後ろに一人並ぶと、前に舞がいた。

だけれども、隣の男子と話していたので黙ることにした。