あたしは腕時計を覗き込んで言う。

「うっそ!電車間に合う?」

「ダッシュだぁ。」

あたし達は玄関をダッシュで飛び出した。

「あぁ。知里、お弁当忘れた。」 

「美里が届けとく。」