「で、私は誰とやるんですか?」
「まぁ隼斗がさっき下手くそなやつが奢る、っていったことはトーナメント的な感じだろうし、アミダくじかな。
オチケン適当につくってよ。」
「はいよ。」
そういってオチケンはトーナメント表の下に番号を書き、アミダくじの下にも番号を書き、適当に横線をふってから、私たちはそれぞれの名前を書いた。
━━━━と、いうことで
「1ゲーム目はいきなり蓮と桜子ちゃんだね~」
一番は私に当たった。
「黒崎くんは上手ですか?」
「さぁな?
ま、とりあえずバイキングからだな。
ほらよ、ボール。」
とボールを渡された。
「ま、これで実力が見れるかもな。」
「下手くそだったら盛大に笑ってやるよ。」
と、後ろからなにか聞こえるけど、私はボールを置いて黒崎くんと共に構えた。
集中力をかなり高めたところで
「あー!!!」
急に大津くんが大きな声を出した。
「…なんだよ、快斗。
静かにしてろよ。」
黒崎くんも集中力が切れたのか体を起こしたから私も体を起こし後ろを振り返ると、大津くんは椅子に座ったオチケンさんと隼斗さんに鋭い視線を向けていた。
「お前ら今桜子ちゃんのスカートん中覗こうとしたろ!!」
………は?
「別に覗こうとしたわけじゃなくてたまたまその位置で構えたから。」
「だ、誰がこんな女のパンツなんか見るか!」
………はぁ…。
「はは、そんなこと言いつつ隼斗めっちゃ焦ってんじゃん。」
え。