俺は目をつぶっていつもの音色に耳を傾けていた。


しかし次の瞬間、俺の耳に透き通るような優しい声が入ってきた。


思わず目を開き、声のする方を見た。



歌っていたのは女の子のうちの1人だった。



幸せそうにのびのびと歌う少女から、なぜか目が離せなくなった。