「……っ」 そこで僕は目を覚ました。 あの日以来ほとんど変わっていないシンプルな部屋。 「嫌な夢を見たな。リアルすぎた」 と、言い僕はベッドから身を起こす。 時計の針は朝の9時を指していた。 学校は遅刻…っと。 僕は少し伸びをし、ドアを開けて洗面所へと向かう。 僕の名前は時田 優也(ときや ゆうや)。 癖のあるフワッとした髪型で、顔は普通…な方だと思う。