「マジかよ、いいなー!」

なんて笑うクラスメイトの男の子たちに、かあ、と頬が熱くなる。

は、恥ずかしい……。



「……うるせえ、想像すんじゃねえよ」



眉をしかめた唯くんの、低い声。
驚いた顔をした男の子は、「ごめん」と謝った。


唯くん、守ってくれた。
なんだかキュンとしてしまって、恥ずかしかったことなんて忘れちゃった。