てかスカート履いたままだし…。

シワになっちゃうじゃん…。



どうすっかな〜。



さすがに脱がせたら変態の印押されること間違いないし、かといってそのままにしとくのも良くないし。



…起こすか。



「愛花ちゃ〜ん、少しだけ起きられる?」


眠っている愛花ちゃんに声をかけると



「………、な、るせさん、?」


虚ろな目が俺を見てくる。


眠り浅いな。




「おはよう、体調はどう?
喉が痛いとか頭痛いとかある?」



「…少し、頭が痛いで、す」



「そっか、動けるようになったら病院行った方がいいかもね…。あ、ほら水飲めたら飲んで。
それからスカートしわになっちゃうよ」




ペットボトルを渡して
体を起こすのを手伝って
後ろを向きながら待つ。





そしてパジャマに着替えた愛花ちゃんを
もう一度ベットに寝かせて布団をかける。



頭が痛いという
愛花ちゃんの頭をそっと撫でて



「…今日はゆっくり休んで」



ふと、抱きしめなくなる衝動を
なんとか抑えて部屋を出る。








ーーーー…さすがにきついわ。





なんか今無性に
愛花ちゃんの元カレ殴りてぇ。


一緒に暮らしてたとか考えたくないわ。


…どんな奴なんだろう。




とりあえず今は愛花ちゃんの看病に専念しよ。