今日はお客さんが少なくて早く終わった




「そういえばあたしと美鈴のクラス、コスプレ喫茶するんだけど、美鈴チャイナドレス着るんだよ
絶対似合うよね?」



「美鈴なら絶対似合うだろ
俺、見に行くな!」



『雅さんは何するんですか?///』



「俺のクラスはお化け屋敷
2人でこいよ」



「あ、あたし何か飲み物持ってくるよ
2人ともコーヒーでいい?」



「あぁ、ありがと」




雛は奥にコーヒーをとりに行った




雛、気使ってくれたんだ・・・


あたしは勇気を出して話した





『あの、雅さんって好きな人いますか?』












「あぁ、いるよ
ずっと好きなんだけどいつ告白しようかなって」













あたしは頭が真っ白になった





『そうなんですか』




「きいてくれる?」



『はい』



本当は泣きそうだから嫌だけど、もしかしたら雅さんの理想の女の子がわかるかもしれないから聞くことにした





「その子、年下なんだ
雛と同い年でとても美人な子

小さい頃からずっと知ってて雛のことをとても大切に思ってくれてるんだ

よくバニラの手伝いにきてくれてうれしいけど、男の客によくナンパされるからヒヤヒヤするんだ
だから俺が毎回助けてるんだ

俺はこの子の優しいところと可愛い笑顔に惚れたんだ



誰だかわかる?」





雅さんは微笑んであたしを見た


あたしは涙を流した




「俺が好きな子は美鈴だよ

よかったら付き合ってくれる?」




『あたしも雅さんのことが好きです

よろしくおねがいします』